The Disk / Side Capers 発売直前インタビュー (2)

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「曲は明るいのにテーマは重い」

    1曲目の「Blue」だけど、曲順決める時点でこれは1曲目て決めてたね。
菅原 ストリートでも1曲目にやってたし、そのイメージは根強いからね。
勝田 フィヨルドを前にさわやかに善之がギターを弾いて高らかに歌ってるイメージだな。
菅原 白いワイシャツでね。(笑)
勝田 俺がライナーノーツを書くとしたらこの曲についての解説はこう書こうと思ってたのは、「曲は明るいのにテーマは重い」。
    これは詞も曲も善之だよね。
菅原 メロディ的にはけっこうポップなんだけど、アレンジは悩んだね。
勝田 50年代とか60年代に現れた一発屋バンドみたいな感じ、を狙ってたんだよな。でもあのドラムは小山さんのアイデアですね。俺達には思いつかなかった。   何が一番苦労したかって言えば、コーラスだね。
菅原 それに尽きるね。未だに良く分からん。コンセプトはけっこうビートルズ初期だったりするんだよな。

 

実は曲と詞の内容とは全然関係なかったりするんだよね。

    2曲目の「Filmography」。この曲はずっと「仮題」て呼ばれてたんだよね。
小山 3声でハモるってのがあんまりなくて   まわりのストリートの連中に。
勝田 ずっと、サビだけあったんだよ。一番悩んだのは実はAメロだね。まあ、元がレゲエのリズムだっから、あのメロディが出てきた、というのもある。明るいのに物悲しいことを歌ってるような曲にしたいな、ていうのがもともとあって。
小山 その重さがあって、最初はアルバムの最後の曲ってところがあったんだけど、アレンジが変わったことで違う雰囲気になったからね。最後にはならなかった。
    アレンジって話をすると、この曲はシンセを前面に出してるね。
勝田 バラード的な曲てのがもともとこれともう1曲しかなくてね。ちょっとR&Bぽくしてみた。
    確かにあのシンセの音(注:Bメロからサビにかけて聴こえるシンセサウンドのこと)は一番最初に決まった音だったね。
勝田 使いたい音とか、こうしたいてのはどんどん出てきたね。最初、オルガンとベースとピアノだけでもけっこう(音楽として)聴けたんだよな。「これでも良いじゃん」て思ったり。俺が一番迷ったのは2つで、淡々とチープな感じにするほうが良かったのか、ベタな盛り上がりをするべきなのか、ということ。どっちもそれぞれ1つの形だと思うけど。
    小山さんはこの曲が一番ベース苦労しましたか?
小山 自分の中でまっ先にイメージできたのはサビで、それに合わせてAB作ったんだけど、善之のギターとかみ合わなかったりして、苦労はしたね。
   
    Filmography」ていうタイトルだけど・・・。
勝田 実は曲と詞の内容とは全然関係なかったりするんだよね。(笑)
小山 俺ん中ではなんとか結びつけようとしてたんだけど・・・。
勝田 それっぽくてイイかな、て思って。
    狙ってか狙わずかは別としても、詞自体は映像的だよね。
勝田 詞はとにかく悩むよねいつも。俺の書くテーマはいつも同じで、今はこうだけどいつかこうなるさ、といういちおう前向きなテーマなんですけど。 でもけっこう思いつきだったりするね。ここだけの話、1番で言いたいこと終わっちゃったからね、2番なんかとってつけたような詞なんだよね・・・これ記事にしないほうが良いかもよ。
    そういうのを使うのが今のテレビだから。(笑)
勝田 でもまあ、物語性あるような感じするじゃん。
    そういうところから「Filmography」てタイトルも納得がいくな、と思う人はきっと多いと思うよ。
勝田 ははは、うん、してやったりって感じ。まあ、その人の好きにして、ていう。
    解釈は任す、と。
勝田 そう、解釈は任す。介錯?
小山    ま、アリと言えばアリだね。
勝田 もっともらしく言いたいなあ、と思って。もっともらしさ気取りたかったんだよね。曲を作るときに語感から入るからね。そういうところから膨らましたりするね。   情景的ではあるよね。


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